フレディ・マーキュリー、生前最後のインタヴュー映像公開

https://youtu.be/V4XgdWDhvQw

クイーンのフレディ・マーキュリーが1987年、エイズと診断された後に行なった生前最後のインタヴュー映像が公開されました。

このインタヴューは、クイーンのミュージック・ビデオを手掛け、フレディと親しかった映画監督/プロデューサーのルディ・ドレザルが行なったもので、フレディが同年発表したシングル「The Great Pretender」のプロモーション・ツアー中に撮影され、フレディは同曲のほか、オペラ歌手のモンセラート・カバリエや、彼女とのコラボ・アルバム『Barcelona』などについて語りましたが、エイズに罹患したことは公表していませんでした。

映像の冒頭、ドレザルから最近何に取り組んでいるかを訊かれたフレディは、次のように語っています。
「ここ数週間、驚くべき女性と仕事をしてるんだ。彼女はオペラの大スターで、名前はバルセロナ出身のモンセラート・カバリエ。彼女が数週間前に電話をしてきて、僕と歌いたいと言ってくれたんだ。当然のごとく、僕は床に倒れて『なんてこった』と思ったよ。僕は何年も前から彼女が大好きだから」

「TV番組の仕事でバルセロナに行った時、『彼女は世界最高の歌手で、彼女と歌いたい』って言ったんだけど、彼女はその番組を見たに違いないんだ。その後、彼女からオフィスに電話があって、彼女もそうしたいと言ってくれたからね」

「とにかく凄いんだ。僕は今、オペラにハマってる。ロックンロールなんてもういいよ。オペラは大変な挑戦だし、そういう曲を書くなんて考えてもなかった。オペラの評論家はきっと酷評するだろうけど、人生のこの時点では良い挑戦だよ」

その後、フレディとカバリエは、1987年のシングル「Barcelona」でデュエットし、同曲は翌1988年にリリースされた同名のコラボ・アルバムにフィーチャーされました。この曲は、1992年のバルセロナ・オリンピックのテーマ曲になるために書かれましたが、フレディが1991年に他界し、二人が開会式で同曲のライヴ・パフォーマンスを披露することは出来ませんでした。

またフレディは、シングル「The Great Pretender」(ザ・プラターズのカヴァー)について、この曲をカヴァーした理由は、自分の声が曲によく適していたからだと述べていますが、自身も「pretender (ふりをする人)」になることが何度もあるとし、エイズと診断されたものの、何食わぬ顔をしている自分を示唆していたのかもしれません。

「僕がやっていることは、ほとんどが演技みたいなものさ。ステージに立てばマッチョマンのふりをするし、僕のビデオでは、全てのキャラクターを演じているからね。いずれにしろ、見せかけなんだ。だから、僕がやることにうってつけの曲名だし、やってたことにふさわしいタイトルだった。この歌には、男が愛について “ふりをしている” って意味があるけど、僕はそれを更に一歩進めて捉えている。僕が思うに、これはすべて見せかけさ。楽しいよ」